2012年7月1日日曜日

プロスプレーの動画を投稿しました。

 ね?簡単でしょう? 

プロスプレーの特性を箇条書きにしていきますと・・・

長所

導入コストの安さ
ベタ塗りなら得意
クレオスの塗料瓶がそのまま使える(ただし薄めなければならない)
比較的入手しやすい?
エア缶なら水を吹く心配が無い
エア缶ならコンプレッサーのような音と振動がゼロ
クレオス系コンプレッサーならジョイントパーツ要らずでそのまま接続可能。 PS(細)ネジ採用

短所

エア缶使用時のランニングコストの高さ
エア缶使用時の圧力の変化がキツい
エア缶使用時のエア残量の心配
塗料の過剰消費(構造上少量の吹き付けが出来ない)
セッティングが思いの外シビア
細かい塗装に向かない


(すでに使ったことがある方。思いつくことがあればコメント下さい)


理屈だけで、物事を考えると長期的に見て絶対にコンプレッサー&レギュレーター・ハンドピースのセットを買うのがベストというのは間違いない。
ただ、私も含め、理屈だけでは衝動を抑えられない方も多いのではないでしょうか?
これがあれば全塗装でも綺麗に塗れる・・・ヒャァ我慢できねぇ!!俺はポチるぜ!って人。
我慢してお金をためた方がいいと進言した上で、もしも買ってしまった人のために、なるべく上手くセッティングするコツを話しておきます。
慣れてきたら好きにいじれるでしょう。

・なるべく隠蔽力の高い塗料を選んで下さい特に旧来の塗料の原色を避ける。

入手性も考え、クレオスのGXカラーをベースに使って下さい。あと、ガンダムカラー系も比較的隠蔽力が安定しているのでオススメします。
ココらへんを選んでおくと、重ね塗りを考える必要が少なく一撃で発色しやすいので、短気な方でも失敗しにくい。
また、この塗料だと、塗料:溶剤=1:1で大丈夫だと思います。

・正しく塗るための要素がいくつかあります

塗料の濃度
エア圧と風量
プラモデルとの距離
手を動かす速度

だいたいこんなものですが、これらのバランスが複雑に絡み合って正しい塗装ができます。
上で書いたようにGXカラーやガンダムカラーで塗料の濃度1:1というのを固定して下さい。
初心者の内は要素の1つを固定してしまうことでかなり成功しやすくなります。

・セッティング手順
セットを全て繋ぎます。
ハンドピースの吸い上げノズルのダイヤルを一番下までねじ込んでおく。
エアー缶の調整バルブを十分に緩めた状態(エアが出ない状態)からスタート。

1-ハンドピースのボタンを押しながら、エアー缶の調整バルブを少しずつネジ込みます。
この時、スーっと出始めたらもう半回転ほどネジ込みます。

2-ボタンを押しながら、吸い上げノズルのダイヤルを上げていきます。
ミストが一番安定している箇所を見つけて調整完了。
この時、塗料が吸い上がってこない or 吸い上げられるがミストにならずドロっとあふれる場合、風量が足りないので、調整バルブをもう少しねじ込んで風量をふやす。

この1-2の手順の間、当然エアがでっぱなしになるので、なるべくスピーディーに。

綺麗なミストが出るようになれば、新聞紙やプラ板など適当なものでタレない吹付け距離や手を動かす速度を探って下さい。塗料が適正な濃度に設定できているはずなので、それほど難しくないと思います。
エア缶の調整バルブの性質上吹き始めに一瞬高圧のエアが出ます。それはプラモデルから外すようにして下さい。

実はこの設定手順を動画中まるっきり撮影してなかったので、動画を見ただけではすぐ塗れないと思います。
設定にあたふたしている間にエア残量がやばいことになるかも・・・
んで、まともに塗れなくて塗る前に挫折・・・なんてことになったら・・・申し訳ないので、動画作るかぁ・・・ セッティングの動画を投稿しました↓
やっぱりたくさんの人に全塗装大成功の悦びを知ってほしいんですよ。
自分の作品が好きな色で綺麗に塗れた時のプラモの腕前がメッチャ上がったようなあの感覚。
プラモやってるけど塗ったことないってのは本当に勿体無いと思うんだぜ。





そんなわけで、セッティングの動画をうpしました。

なんとか初めての塗装は成功体験でおわらせてくださいな。

2 件のコメント:

  1. 初めまして。
    とりあえず、注意点の補足。

     長時間の作業時には、一度エア缶から接続具を外して休憩しないと、接続具中のゴムパッキンが冷えて捻じ切れたりする事があります。

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  2. はつい。さんどうもです。実は先程、セッティングの為の動画を制作しようとしたら、エアの調整バルブの方から漏れがあったんですよ。
    ゴムパッキンがちょっとささくれだったような状態になってました。

    もう一回ねじ込むと漏れはなくなり、正常に機能したんですが、過度の連続使用はおっしゃるとおり、ゴムを痛めるかもしれませんね。

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